S・Yさん

私は入試の日のために勉強はもちろん、意識を変えるための取り組みも行いました。
その１つが「心得ノート」です。
「心得ノート」とはテスト前に見る、自分が気をつけるべきことをまとめたノートです。
私はひどいミスをすることがあったので、それを防ぐために書き始めました。

最初は国語の解き方について書きました。例えば、時間配分について。
「大問１は大問２に時間を残すために途中でも判断して、あきらめて次の問題にいく」などです。
これは私に合った方法なだけで、みんなに当てはまるわけではないと思いますが、このようなことを「心得ノート」に書くようになりました。
すると、それまでぼんやりとしていた「気をつけること」が、明確になってちゃんと実行できるようになってきました。そして、自分の中で国語のテストのベストな解き方ができるようになり、自信が持てるようになって、安定して点数が取れるようになりました。

次に、算数も書いてみることにしました。
ただ、算数はミスすることが非常に多く、国語に比べてたくさん書くことがありました。
「直径か半径か」「時速か分速か」など、テストの時にチェックする内容を書いていき、テストがあるたびに書き足していきました。
すると、ミスが少しずつ減っていき、算数も点数が取れるようになりました。うそみたいな話ですが、本当の話です。
迷いに迷い、苦しんだ結果ではありますが、最後には「自分をどうコントロールするか」の答えにたどり着きました。
振り返ると、もっと早くやっておけばよかったとも思いますが、悩んだ時期があったからこそ、たどり着けたのかもしれません。
勉強でも意識面でもアドバイスをくれた先生達、本当にありがとうございました。